商品説明
2015年にリリースされたCD3枚組の『Year Book』シリーズ第二弾。シリーズ化となってあらためて坂本龍一の音楽活動の最初からの10年をまとめたものとなった。
東京藝術大学時代のヴァイオリン・ソナタから始まり、これまで未発表だった1979年のロンドンでのYMOの「The End of Asia」の熱狂のライヴ・トラックで終わるという構成。
クラシック、現代音楽が中心の前半から編曲家時代の名作がまとまった中盤、そして実験音楽とテクノ・ポップの後半と、激動だった坂本龍一の1970年代を音で辿る年鑑になっている。
初CD化や商品化の作品も多いが、なかでも目玉は1978年の個展での「ナスカの記憶(非夢の装置 或いは反共同体関数としての音楽)」の演奏の全編が収録されていることだろう。
坂本龍一の作品解説に加え、この時代の坂本龍一について語った細野晴臣のインタビューなどを掲載したブックレットも付属。
『Year Book 1971-1979』
1970年代、アブと呼ばれた男がいた。
------ 坂本龍一、“教授”以前。
1970年代、坂本龍一無名時代。
東京芸大作曲科に属する若き現代音楽作曲家。アンダーグラウンド・フォークの演奏家。即興音楽の旗手。ロック、ソウル、レゲエを自在に我が物にする気鋭の編曲家。アープ・オデッセイを武器に前衛的な電子音楽を創作するクリエイター。フュージョン・シーンを支える名キーボーディスト。小劇場の俳優にして座付き音楽家。ときにクラシックのピアニスト。
無名、匿名性を武器に1970年代の日本の音楽シーンをジャンル無用で縦横無尽に飛び回った謎のミュージシャン、アブと呼ばれた男。まだ教授というあだ名がつく以前の若き坂本龍一の冒険の記録をコンパイル。
2015年の誕生日にリリースされた、未発表曲を中心とした年鑑スタイルのコンピレーションCD『Year Book 2005-2014』の続編は、坂本龍一のアマチュア~プロ・デビュー時代となる1970年代の活動をまとめた『Year Book 1971-1979』。前回を上回るCD3枚組というヴォリュームに、これまで未発表、未発売だった坂本龍一の1970年代の関連曲を中心にぎっしりと詰め込みました。
芸大時代の作曲作品「ピアノ・ソナタ」(1971)や、高橋アキによって初演された伝説のピアノ曲「分散・境界・砂」(1976)など現代音楽・クラシック作品に加え、フォーク、ポップス、ロックのフィールドでの初レコーディング作品、初アレンジ作品、初の海外録音作品」など、日本のポップス・シーンと坂本龍一両者のそれぞれのメモリアルな楽曲を収録。
そして坂本龍一が当時、ほぼ匿名的な立場で創作、演奏、アレンジした幻の作品群もコンパイル。ソウルやレゲエ、前衛歌謡曲、フュージョンなどジャンルを選ばない多様なスタイルで、それぞれあの頃の日本の音楽シーンに一石を投じた楽曲です。
さらに、『Year book 1970-1979』の最大の目玉は、1978年に現代音楽のイベント『個展』で行われたソロ・コンサートで演奏された電子音楽作品の超大作「ナスカの記憶(非夢の装置 反共同体関数としての音楽)」の収録でしょう。同年のソロ・デビュー作『千のナイフ』とイエロー・マジック・オーケストラ参加への大きな伏線、前哨戦となった過激で先鋭的なエレクトロニック・ミュージックの傑作が、40年近い時を経て、いよいよ一般公開されます。
多くの未発表、未発売、あるいは稀少な音源を収録し、若き坂本龍一の冒険の時代を濃縮した『Year Book 1971-1979』は、坂本龍一の歴史の上でも、1970年代の日本のさまざまなジャンルの音楽史の上でも、第一級の資料であると同時に、アヴァンギャルドから超ポップまで、聴いていて飽きのこない第一級のエンターテインメント作品にもなっています。
付属ブックレットには坂本龍一本人による楽曲解説のほか、詳細なデータ、貴重な当時の写真や資料など豊富なヴィジュアル素材も収録!(アート・ディレクション 高谷史郎)
収録内容
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